まぶたが開きにくく垂れ下がる病気「眼瞼下垂」
眼瞼下垂とは
眼瞼下垂とはまぶたが開きにくく、垂れ下がる病気です。 多くの方は加齢に伴うものです。下がったまぶたが瞳孔にかかると、視野が欠けて見えづらくなったり、顔つきが暗い印象になりがちになります。加齢によってまぶたを開く筋肉(眼瞼挙筋)とまぶた本体をつないでいる腱膜が徐々に外れてしまうため起こる加齢性腱膜性眼瞼下垂が最も多いです。
こんなことを感じたことはありませんか?
- 瞼が重く感じる
- 目が腫れぼったく見える
- 視野が狭く感じる
- 肩こり・頭痛がある
- 目が開けにくい、年々小さくなった感じがする
眼瞼下垂手術(保険適用)
眼瞼下垂手術では、瞼が下がって来たことによる目の開きづらさを、瞼を上に持ち上げることで見えづらさの改善を図ります。
目を開ける筋肉の筋力を鍛えることができないため、上瞼の皮膚を切開し筋肉の腱膜を確認して、瞼板に縫い付けます。腱膜と瞼を糸で結ぶ事で連結が強固になり、瞼への力がダイレクトに伝わる様にします。
大半はこの方法で治せます。 手術は日帰りで片目で30分くらいで終わります。手術後は数日、瞼が腫れますが徐々に腫れは引きます。
当院では1週間目に抜糸します。 また、皮膚のタルミが原因による眼瞼下垂の場合には、一部皮膚を切除し、瞼のタルミがなくなり美容効果も得られます。
軽度の場合は負担が少ない方法の手術もご案内できますのでお気軽にお問い合わせください。
眼瞼下垂の手術例
眼瞼下垂手術の流れ
01.診察
お一人お一人のお悩みやご要望を担当医が伺い、それぞれに最適な治療法をご提案いたします。
02.手術
手術は日帰りで行えます。術後は数日、瞼が腫れますが、徐々に腫れは引きます。
03.手術後検診
腫れの状態、仕上がりを確認します。術後1週間目に抜糸をします。監修者 勅使川原 剛|横須賀中央眼科 院長
医学博士 MBA
MD. PhD. MBA. MA (Interpretation & Translation)
略歴
- 聖路加国際病院外科系レジデント
- 横浜市立大学医学部附属病院
- University of California San Francisco (UCSF)
- University of Bath, UK
- 横浜市立大学医学部 眼科 臨床教授
所属学会
- 日本眼科学会
- 日本臨床眼科学会
- 日本眼科手術学会
- 日本白内障屈折矯正学会
- ARVO (The Association for Rearch in Vision and Ophthalmology)
- ESCRS ( European Society of Cataract & Refractive Surgeon)