緑内障レーザー治療(SLT)
緑内障に対するレーザー治療手術について
SLT緑内障レーザー治療は下記のような特徴があります。
- レーザー照射時間は15分程度と短時間、帰宅時の眼帯も必要ありません。
- 麻酔は目薬で行うので注射は必要ありません。
- 切開することはないので、出血はありません。
- 副作用がなく、ほとんど痛みはありません。
効果の程度には個人差がありますが、1年に1回程度の治療で、毎日点眼していた目薬が不要になったり、薬の本数がへったり、緑内障の発症リスクを減らす効果が期待できます。
眼内の水(房水)の排出口部分には線維柱帯(せんいちゅうたい)という網目状のフィルターがあります。線維柱帯が目詰まり状態になると房水が過剰に溜まり、眼球内の圧力(眼圧)上昇して視神経を圧迫します。
レーザー治療では、線維柱帯にレーザーを照射して目詰まりを解消し、房水の排出を助けることによって眼圧を下げます。
SLTレーザーは色素細胞に選択的に働きかけるため、安全性が高く、6ヵ月間隔で繰り返し治療することが可能です(従来のALTレーザー治療では1~2回程度が限界)。
SLT緑内障レーザー治療の費用
SLT緑内障レーザー治療は横須賀中央眼科・横浜鶴見中央眼科・秦野駅前眼科・海老名駅前眼科ViNAGARDENSで受けることができます。
レーザー治療は保険適用があります。
片眼 | |
---|---|
1割 | 約10,000円 |
2割 | 約20,000円 |
3割 | 約30,000円 |
監修者 勅使川原 剛|横須賀中央眼科 院長
医学博士 MBA
MD. PhD. MBA. MA (Interpretation & Translation)
略歴
- 聖路加国際病院外科系レジデント
- 横浜市立大学医学部附属病院
- University of California San Francisco (UCSF)
- University of Bath, UK
- 横浜市立大学医学部 眼科 臨床教授
所属学会
- 日本眼科学会
- 日本臨床眼科学会
- 日本眼科手術学会
- 日本白内障屈折矯正学会
- ARVO (The Association for Rearch in Vision and Ophthalmology)
- ESCRS ( European Society of Cataract & Refractive Surgeon)